1. ルール設定
このゲームでは、ポーカーに適用するルールを編集し、編集したルールでプレイできます。設定は以下の8つの画面で構成されています。
- 基本: 基本的なゲーム方法とショーダウンのルールを設定
- デッキ: デッキに含まれるカードの種類を設定
- ワイルドカード: デッキ内のワイルドカードを設定
- ディール: ベッティングラウンド数とプレイヤー数を設定
- ステージ: 各ベッティングラウンドでのにおけるカードの配布枚数とベット方法を設定
- 構成: ポーカーの役判定の際における手札と共通カードの構成ルールを設定
- ランキング: ポーカーの役の強弱の順序を設定
- ストレート: 有効なストレートの組み合わせと役の強弱を設定
2. 基本画面

基本画面ではゲーム名とショーダウン時のチップ分配ルールを設定します。オマハ・ハイローなどポットをハイとローで分割するゲームはこの画面で設定します。画面の各項目は以下の通りです。
- 名称:ゲームの名称。重複した名称は用いることができません。
- ハイハンド:ポットをハイハンドに分配するかどうかを設定。未チェック時はチップはローハンドのみに分配される。
- ローハンドスプリット: ハイハンドとローハンド間のチップ分割比率を入力します。50/50分割なら0.5、ローハンドが存在しない場合は0.0を設定。
- ローモード: ローハンドの構成ルールを設定します。各選択肢の意味は次の通りです。
- A5: A > 2 > 3 ・・・の順にランクの強弱を判定。ストレートでもローハンドとして認められる。
- A6: A > 2 > 3 ・・・の順にランクの強弱を判定。ストレートはローハンドとして認められない。
- 27: 2 > 3 > 4 ・・・の順にランクの強弱を判定。ストレートはローハンドとして認められない。
- 26: 2 > 3 > 4 ・・・の順にランクの強弱を判定。ストレートでもローハンドとして認められる。
- フラッシュを除外: フラッシュをローハンドとして認識するかどうかを決定する設定。チェックすると、フラッシュはローハンドとして認識されません。
- ロー適合条件: ローハンドに含まれるランクの範囲。例えば、A5でロー適合条件が8(8-or-better)の場合、ランクはA > 2 > 3… > 8となります。この範囲外のカードを含むハンドはローハンドとして認識されません。
3. デッキ画面

デッキ画面では、デッキに含まれるカードの種類を定義します。各項目の意味は以下の通りです。
- ランク: デッキに含まれるカードのランクを指定します。例えばショートデッキ・ホールデムでは、2、3、4、5のチェックを外すことで表現できます。
- スート:デッキに含まれるカードのスートを指定します。チェックを外すとスートを減らすことができます。
- ジョーカーの数:デッキに含めるジョーカーの数を設定します。最大2枚のジョーカーを含められます。
- ワイルドカード:どのカードがワイルドカードとして機能するかを指定します。ジョーカーは常にワイルドカードとして扱われます。最大5種類の異なるカードタイプをワイルドカードとして設定できます。
- ワイルドカード最大使用枚数:1ハンドで使用可能なワイルドカードの最大枚数を指定します。この値を超えるワイルドカードを使用したハンドは、有効なハンドとして判定されません。
4. ワイルドカード設定画面

ワイルドカード設定画面では、ワイルドカードが代用できるカードのランクを定義します。各項目の意味は以下の通りです。
- ワイルドカード変換可能カード:ワイルドカードが置換可能なランクを指定します。Joker as a BugのようにAのみ置き換え可能、ストレートの場合は任意のランクに置き換え可能の場合は、Aのみをチェックし、”ストレートは任意”にチェックします。
- ワイルドカードホワイトリスト:ワイルドカードを使用して完成させられるハンドを指定します。例えば、フラッシュでの使用を禁止するには、フラッシュのチェックを外します。
5. デッキ画面

デッキ画面では、ベッティングラウンドの数とプレイヤー数を設定します。生成ボタンを押すとステージ画面のデータが生成されます。各項目の意味は以下の通りです。
- 最小プレイヤー数:ゲームの最小プレイヤー数を指定します。
- 最大プレイヤー数:ゲームの最大プレイヤー数を指定します。カードの配布可能人数を上回る場合は自動でカードの配布可能人数に補正されます。
- ディール数:ベッティングラウンドの回数を指定します。テキサスホールデムでは4です。
- 生成:ディールステージ数に基づき、ステージ画面に指定行数を生成します。
6. ステージ画面

ステージ画面では、各ベッティングラウンドにおいて配られるカードの枚数やベッティングの方法を設定します。編集する前にDeck画面で必要なベッティングラウンドの数の行を生成しておく必要があります。各項目の意味は以下の通りです。
- 名称: ベッティングラウンドの名称
- 手札: 配布される手札の枚数
- 共通: オープンされる共通カードの枚数
- 個別: プレイヤーに配布される公開カード(Face-up Card)の枚数
- ベッティング: ベッティングの方法。選択肢の意味は以下の通りです。
- No Limited: 任意の金額をベット可能
- Pot Limited: ポット金額がベット上限
- Fixed Small: ビッグブラインドと同額のベット
- Fixed Small Option: 公開カードでペアができている場合に、Big Betを選択可能(7 Card Stud)
- Fixed Big: ビッグブラインドの2倍の金額をベット
- All-in or Fold: オールインとフォールドのいずれかを選択
- レイズ上限:最大レイズ回数
- アクションスタート:最初に行動を決定するプレイヤーを設定します。選択肢の意味は以下の通りです。
- Left of BTN: BTNの次のプレイヤー (SB) から行動を開始します。
- Left of BB: BBの次のプレイヤー (UTG) から行動を開始します。
- Left of SB: SBの次のプレイヤー (BB) から行動を開始します。
- Left of AGR: Aggressor (前のStageで最後にレイズしたプレイヤー)の次のプレイヤーから行動を開始します。
- Bring In: 7 Card Stud用の設定です。7 Card Stud同様のStage設定の場合のみ利用できます(任意の設定には利用できません)。
7. コンポーズ画面

コンポーズ画面では、役を作る際のカードの構成ルールを定義します。各項目の意味は以下の通りです。
- 合計: 役を決定する際に使用するカードの総数
- 手札: 手札から使用可能なカード数を指定
- 共通: コミュニティカード(共通)および表向きカード(個別)から使用可能なカード数を指定
- ワイルドカード不使用を優先:ワイルドカードを使用しないハンドと使用する場合で同ランクのハンドが存在する時、前者を優先(勝利と判定)する場合にはチェックする。
8. ランク設定画面

ランク設定画面ではポーカーの役(ハンド)の強さを設定できます。例えば、ショートデッキ・ホールデムではフルハウスとフラッシュの強さが逆転しますが、この画面で設定することが可能です。各ハンド名の左側にあるチェックボックスは、そのハンドが有効かどうかを示します。ハンド名の右側にある「+」および「-」ボタンを使用して、その役の順位を上下の役と入れ替えることができます。画面はドラッグしてスクロールできます。すべての役の順位付けの順序を指定してください。
9. ストレート画面

ストレート画面では、ストレートの有効性チェックと強さを設定できます。例えば、Wraparound Straight(JQKA2, QKA23, KA234)をStraightとして有効判定する場合は、左のチェックボックスをチェックします。ランキング画面と同様に、ストレート組み合わせの相対的な強さを自由に設定できます。
10. 設定の保存
上記の画面設定は「保存」ボタンを押すことで保存されます。「保存」ボタンを押さずに画面を閉じると、編集内容はすべて破棄されます。